冷凍食品

 今、中国製の冷凍ギョーザの安全性が問題になっています。どうして農薬が混入したのか、人為的かそれともミスか。そしてどこで入ったのか。よく分かっていない。この出来事を通して色々なことを私たちは考えたと思います。

 ちなみに我が家の冷蔵庫をのぞいてみると、やはり、「冷凍ギョーザ」はないが、冷凍食品はあります。子どもたちが会社や学校に弁当を持っていくので便利なもののようだ。今では私たちにとって冷凍食品は欠かせないものなのかも知れません。いや、それだけではありません。現在の日本の食糧自給率は39パーセントだといわれます。20年以上前では自給率が70パーセント代であったといいます。それだけ外国から食糧を買うほど経済的に豊かになったと言えるのだが。

 今、穀物に関係する食品が値上がりしているようです。私たちの教会では毎週昼食にうどんを出していますが。店も頑張ってくれて、何十年と同じ値段で、ある店からうどんの玉を買っています。しかし最近は、少し玉が小さくなったかな、と感じると家内の言葉です。値上がりは穀物の取り合いが世界で起こっているためでしょう。

 地球の温暖化と、毎日のように聞く言葉ですが、それが更に進めば、食糧の危機を迎える時がくるかも知れません。そんな時、輸入に頼っている日本ではどういう状況になるでしようか。容易に想像がつきます。

日本は、食べ歩きの番組が多くあるように、食べ物が満ちている国です。しかしその多くを輸入に頼っているその豊かさは「砂上の楼閣」だと言えます。ひょっとして、私たちの食卓が、もう一度貧しくなる時代を迎える時がくるかも知れません。そうならないように願いますが。その時、その食卓にどれだけの人が絶えられるだろうかと思います。今、私たちはふと立ち止まって、自分の生き方を考えてみる必要があるかも知れません。

 新約聖書のマタイ伝6章26節「 空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか」という言葉がありますが、神様が必要なものは備えてくださる、という視点にたってみてはどうだろうか。私たちの生活も少しはスリムになるかも知れません。

投稿者: 日時: 2008年02月07日(木) 23:33